
DSブランドを知る上で1955年のパリサロンについては必ず知っていただきたい出来事の1つでございます。
よもや66年前にして、DSのフォルムは“宇宙船”と評されたほど、同時代のほかのクルマとはかけ離れたものでした。
デザインを担当したのはイタリア出身のフラミニオ・ベルトーニである。彼はトラクシオン・アヴァンや2CVも手がけています。
大胆な流線型のスタイルは、空力を重視した結果です。
ヘッドライトは半埋め込みタイプにし、後輪をスカートで覆うという徹底ぶり。
後輪のタイヤ交換は、、、どうやってしているのか一度見てみたいものでございます。
ルーフはなだらかに後方に向けて下降し、テールは小さくすぼまっています。
ラジエーターグリルを廃したことで鼻先は低くとがった造形になり、フロントの表情はシャープさを表現。
ボディーは応力を負担しないスケルトン構造をとっているため、デザインに自由度が生まれルーフにはFRP、ボンネットにはアルミニウムを採用するなど、新素材をふんだんに使って軽量化が試みられた。
ショーの初日に1万2000台を超える注文が寄せられ、その中身はさらに上をいくアバンギャルドなものだった。
当初DSの最大の特徴は、基幹システムとして採用されたハイドロニューマチックである。エアスプリングと油圧ポンプを組み合わせたもので、液体と気体の性質を利用した技術だ。前年に15CV SIXのリアサスペンションでテスト的に使われていたが、DSではブレーキやパワーステアリング、トランスミッションもコントロールする重要な役割を持っている。
66年前にこれだけの発想、技術、本当に感銘を受けるばかりでございます。
※写真は1955年のパリサロンにて、シトロエンDSを見学するフランスのルネ・コティ大統領です
写真手前、奥、どちらが大統領かお分かりになりますでしょうか?
魅力あふれるDSブランド、是非ショールームでお確かめくださいませ。
(DS公式サイト)
https://www.dsautomobiles.jp/
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