皆様おはようございます。
DS STORE神戸の矢吹でございます。
今日で東日本大震災から丁度10年ですね。
正直、あれからもう10年と言う気持ちとまだ10年と言う気持ちとがございます。
10年経っても未だに2,000人以上の方の行方が分かっていないそうです。
行方不明者と、待ち続けているご関係者の方のこの10年の気持ちを思うと、胸が苦しくなる思いが致します。
今も大変な思いをされている方が沢山いらっしゃいます。
改めて震災でお亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表すとともに、
被災された多くの方々に心よりお見舞いを申し上げます。
私はあの頃勤めていた東京のビルの8階で震災に遭遇しました。
これ以上揺れるとビルが崩れてしまうのではないかと感じたあの恐怖がまだ鮮明に残っています。
電車が止まり、帰宅できず会社の会議室の床で一夜を明かしました。
家族に連絡を取りたくても電話が繋がらず、コンビニから食べ物があっという間に無くなってしまったのを覚えています。
やっとの思いで帰宅したものの、福島の原発が大爆発するのではないかと不安に思い、
妻とまだ小さかった娘は神戸の実家へ帰しました。
行列のガソリンスタンドに並んで自家用車の燃料を常に満タンにし、
爆発の際はいつでもなるべく遠くまで逃げられるように備えていた記憶があります。
度重なる余震、その度に鳴る緊急地震速報のアラーム、ACの広告しか流れないテレビCM、ネオンのつかない東京の街、
いつも揺れている感覚が消えない地震酔い、計画停電を避けて早朝に出勤したことなど。
ストレスからか寝る時に背中が痛く、寝返りの度に目が覚めました。
被災地の方々のご経験や思いとは比べものにならないような記憶ではありますが、
私なりの東日本大震災のあの頃の記憶や匂いをこのお休みにゆっくり思い出してみました。
安全で便利な生活が少しずつ戻ってくると、いつしかそれが当たり前になり、辛かった記憶は自然に忘れてしまいます。
忘れることができるので人は前に進めるのだと思いますが、時折思いだし戒めと感謝をすることも大切かなと思います。
あの頃は10年後に神戸でDSに携わっているなんて夢にも思いませんでした。私にとっても激動の10年でした。
色々な思いをされている方はいらっしゃるかと思いますが、神戸には今夜も平和なネオンが灯っています。
当たり前に生きていること、働けること、生活できることに改めて感謝しながら生きていきたいと思います。
今我々が直面しているコロナ禍も時が経てば思い出になるような日が来るのでしょうか。
そうなれる日に向けて少しずつ少しずつ毎日の努力を重ねて行きたいなと思います。
コロナ禍に負けずDS STORE神戸は元気に営業しております。
このところ、ご来店が重なってしまうとスタッフの人数の関係でご対応をお待たせしてしまうことがございます。
お越しの際にはショールームの密を避ける為にも、ご予約賜れますと幸いでございます。
スタッフ一同皆様のお越しを心より楽しみにお待ちしております。
前を向いてがんばりましょう‼️