皆様、こんにちは🌞

本日は、先日ご紹介いたしました、『大統領危機一髪』のお話の続きでございます。

DSがフランス政府機関の公用車として利用される中、大統領専用車が出ます。

1968年11月。

車体を大型化、防弾・装甲装備を大幅強化した大統領専用の特別型DS「プレジダンジェル」
利用したのは、前記事で紹介しましたド・ゴールに続いて後継大統領のジョルジュ・ポンピドゥ。

一種独特のスタイルを持つ風変わりなリムジンで、
アメリカ製リムジンにも比肩する総重量2,660kgに達しています。
厚い防弾ガラスを装備することから、
一般のDSのようなサッシュレスドアは利用されず、サッシ付きドアになっています。

車体先端両脇には装飾の国旗を立てることが可能で、
普段は右側に自国旗（フランス三色旗）を立てています。
外国からの国賓乗車時には右に相手国旗を取り付けるため、フランス国旗は左側に立てられます。